ポジティブヘルスドック®(アンチエイジングドック)とは

『ポジティブヘルスドックは病気の検査ではありません』
身体の老化には個人差はもちろん、一人の体内でも機能年齢のジャンルによって差があります。
老化度が進行したジャンルから生じる負荷が、他の健常部位にも悪影響を及ぼし、加齢による疾患につながっていきます。健康長寿のお手本ともいえる百寿者(100歳以上の方々)の調査から、百寿者は全身がバランスよく老化していること、老化のリスクスコアが低いことが分かっています。

このドックではまず、健康な人でも体内で確実に進行する"老化の兆候"(老化度)や、老化の原因となる"危険因子"(老化のリスクスコア)を専門的な検査と問診により客観的に評価します。
それらの分析結果をもとに専門医が生活習慣改善のアドバイスや、栄養指導、必要に応じてサプリメントのご提案などを行い、各評価項目のバランスを整えることで老化度の是正を目指します。見た目も含め、いつまでも若々しく幸せにありたい方を医学的にサポートするアンチエイジング(抗加齢)ドックです。

評価項目の妥当性を担保すべく、北野副院長も委員を務める日本抗加齢医学会のアンチエイジングドック推進委員会で開発した評価支援システム(AAD Life Works)を使用しております。
また、より効果を高めるために、3~6か月ごとの危険因子の定点観測"リカバリーチェック"の併用をご提案しております。

ポジティブヘルスドック®で評価する5つの機能年齢と5つの老化危険因子(AAD Life Works)
監修:同志社大学大学院 生命医科学研究科 アンチエイジングセンター教授 米井嘉一先生

5分野30項目の検査により機能年齢を算出

実年齢と比較して、どのジャンルが特に老化が進んでいるのかを知ることができます。

医学的検査から老化危険因子のストレス度を評価

老化の弱点を知ることにより、老化度の進行を回避するために効果的な取り組み順位と必要な健康行動が見える化できます。

機能年齢

① 筋年齢|筋肉量(生体電気インピーダンス法)、筋力(握力測定)
② 血管年齢|baPWV法
③ 骨年齢|超音波法骨密度計による%YAM測定
④ 神経年齢|ウィスコンシン・カードソーティングテスト
⑤ ホルモン年齢|血液検査(IGF-1, DHEA-s)

老化危険因子

① 糖化ストレス|AGE ReaderによるSAF(皮膚の自家蛍光)検査
② 酸化ストレス|血液検査(d-ROM, BAP)
③ 免疫ストレス|血液検査(リンパ球)
④ 心身ストレス|血液検査(コルチゾール/DHEA-s比)
⑤ 生活習慣|抗加齢QOL共通問診票

検査の流れ

お電話またはWEBでご予約下さい。2日前から受付できます。
ご相談のみでもお気軽にお問い合わせください。

検 査

平日毎朝8:45から受付になります。検査時間はお一人様約90分~120分です。
検査の精度を保つため、朝一番の空腹な状態でご受診ください。
《検査内容》
 1. 問診 2. カード分類テスト
 3. 血液検査 4. 血圧脈波検査 5. 血圧測定 6. 尿検査 7. 体内糖化度検査
 8. 骨密度測定 9. 体組成測定 10. 身体計測 11. 握力測定

検査データ解析(約2週間~4週間目安)

検査から約2週間~4週間後に抗加齢医学専門医から結果のご説明と今後についてのカウンセリングを行います。(約1時間)
・結果解説
・生活習慣指導(食事、運動、睡眠、飲酒、禁煙、ストレスコントロール)
・必要に応じて通常診療指導

医師の指導に基づいた生活改善・実践スタート

3か月、または6か月ごとに生活改善の取り組み状況を評価します。せっかく取り組んでいる生活改善が、より効果的にアンチエイジングの成果につながるように、検査とカウンセリングで健康習慣の「継続」をサポートします。
・成果確認:血液検査・AGEs測定・問診
・カウンセリング:生活改善の途中評価・今後の方向性アドバイス等

アンチエイジングには生活の見直しから行う、総合的で息の長い取り組みが必要です。
続けるのが苦手という方もご安心ください。抗加齢専門医があなたの生活改善に寄り添い、サポートいたします。
必要に応じて3か月~6か月ごとに成果を確認しやる気につなげる「リカバリーチェック」もご利用下さい。

"継続は力なり"
1年後の変わった自分をイメージしながら、すべきことから効果的に、できることから確実に実践していきましょう。

検査料金

すべての機能年齢・危険リスクの評価がわかる 
ポジティブヘルスドック®

66,000円(税込)

3~6ヶ月ごとの定点観測で、やる気の継続と軌道修正(ポジティブヘルスドック受検者限定)
ポジティブヘルスドック® リカバリーチェック

19,800円(税込)

年に一度の健診の機会を生かして
ポジティブヘルスドック® + 人間ドック コンプリートコース

90,000円(税込)

ポジティブヘルスドック Q & A

人間ドックと何が違うのですか?
人間ドックでは病気の早期発見や生活習慣病の兆候を見つけることが目的ですが、ポジティブヘルスドックは病気になる前の段階から、自分の身体の状況・弱点(将来どんな病気にかかるリスクがあるか)を調べ、カウンセリングにより対策をご提案するものです。
菅井内科では両方合わせて受けることをお勧めしています。両方合わせて行うことにより、お身体の状態を過去・現在・将来にわたって知ることができ、それぞれの状況に合わせたより適切な対応がご提案できます。
病気の治療中でも受けられますか?
治療されているご病気や処方されているお薬の種類によっては検査結果に影響が出てしまう場合がございます。まずはカウンセリングにてお気軽にご相談ください。
80歳なのですが、今から受けても間に合いますか?
当院のポジティブヘルスドック®は特定の年齢をターゲットにしたものでなく「オプティマルヘルス=それぞれの年齢における最も理想的な健康状態」をめざすことを目的に行っております。人生が続く限り健康で長生きするための取り組みは続けるべきと考え、どの年齢の方でもそれぞれの状態に合ったカウンセリングをご提供いたします。ぜひ一度受けてみてください。
どのくらいの間隔で受けたら良いのですか?
ポジティブヘルスドック®は、検査結果・カウンセリングをもとにした生活習慣の改善→途中経過の評価→取り組みの確認・修正→再評価→・・・を繰り返していき、お身体の状態を理想的な健康状態・目指される若さに近づけていくことが理想です。全体項目の評価は1年に1度程度でかまいませんが、生活習慣の改善結果が数値に現れやすい機能年齢の評価(リカバリーチェック)を3か月または6か月ごとに挟みながら、やる気の継続と方向性の確認をされることをお勧めいたします。